ナラティブ・ベイスド・メディスンの実践

ナラティブ・ベイスド・メディスンの実践

mercedes.jpgナラティブ・ベイスド・メディスン(Narrative Based Medicine)という言葉にであったのは、2001年にトリシャ・グリーンハル(Trisha Greenhalgh)先生がブリティッシュ・メディカル・ジャーナルに連載していた「How to Read a Paper」でエビデンス・ベイスド・メディスン(Evidence Based Medicine)について学んでいたときの事だった。当時医療の世界に広まりはじめたEBMについて学んでいた私は、EBMの実践にはNBMが必要となると考え、それを学ぶ場を探していた。
そして見つけたのが、上智大学のカウンンセリング研究所でおこなわれていたカウンセラー養成講座だったのである。カウンセリングの知識がNBMの実践には必要であると考えた私は、その後4年にわたり大学に通い、上智大学認定カウンセラーの資格を取得した。そのときに学んだことを、勉強会の仲間の先生方の前で講演させていただいた事がきっかけとなって、今回医歯薬出版の歯界展望に「ナラティブ・ベイスド・メディスンの実践」というタイトルで連載させていただく事になった。
連載のため休みの日はいつも原稿書きにおわれる日々がここのところ続いている。ブログの更新が滞っているのをお許しいただきたい。大変ではあるが、こうやって書くことで、再度学んだ事を整理することが出来、あらたな発見もあった。紙面になった文章を読んでみると、自分の文章力の無さがあからさまになって恥ずかしいのではあるが、次は少しでもわかりやすく、読みやすい文章を書くように努力していこうと思う。

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