4月の1枚

4月の1枚

IMG_2019_1.jpg八神 純子
思い出は美しすぎて
今月からは少し趣向を変えて、これまで購入してきたレコードを中心に紹介していきたい。私が受験生だった頃は、まだ自分のステレオを持っておらず、ラジカセでもっぱらラジオのエアチェックをして楽しんでた。当時よく聴いていたのが、コッキーポップという深夜番組。アマチュアの登竜門として毎年行われていた、ヤマハのポピュラー音楽コンテスト出身の歌手の曲を大石吾朗さんのナレーションで紹介する番組だった。ここからは、八神純子をはじめ、中島みゆき、谷山浩子、あみん、渡辺真智子、小坂明子、チャゲ&飛鳥、長渕剛、世良公則などそうそうたるメンバーがいる。
大学入学を機にレコードプレーヤーを購入した私は、記念すべき1枚目のアルバムとして、お気に入りの「雨の日のひとりごと」とコッキーポップのエンディングテーマだった「さよならの言葉」(原曲は小野香代子さんが昭和52年にグランプリを取った曲)がはいったこのアルバムを購入した。透き通るようなハイトーンの歌声は、今聴いても私の心を引きつけてやまない。2枚目以降は作風が変わり、彼女のアルバムの中では、今でもこのファーストアルバムが一番好きだ。

IMG_2044_1.jpg左はコッキーポップ10周年を記念して出されたレコードアルバム。今ではこのアルバムでしか聴けない、私の好きな曲も入っている。八神純子の曲は「雨の日のひとりごと」と「思い出は美しすぎて」が入っているが、どちらもポプコン出場当時の曲のため、上のアルバムのものとは歌い方や曲のアレンジが異なっていて、初々しさが感じられる。
付属の解説書を読むと、ポプコンで八神純子、渡辺真智子、中島みゆきの3人が同室で、夜枕投げをしたなどという記述があって、興味深い。

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