Thambar 90mm F2.2

Thambarは1935年に発表されたライカで唯一のソフトフォーカスレンズ。Lマウントのかなり古いレンズにもかかわらず、その写りの特異さから人気が非常に高い。しかしながら生産本数が2984本と非常に少ないため、手に入れるのはかなり難しい。このレンズはあるコレクターが大切に保存していたもので、1935年当時の初期ロットのものにもかかわらず、きわめて状態が良かった。フードを逆さまに被せて、レンズキャップを取り付けるようになっている。
このレンズには中心部が鏡面になっている特殊なフィルターが付属している。これを装着して開放絞りで撮影するとソフトフォーカスになり、背景に円形ボケが現れる。銅鏡にきざまれた絞りの値は赤が特殊フィルター装着時、白が装着無しの場合となっている。フィルター装着時に絞りを6.3以上にすると、中央部にフィルターの円形鏡面部分の影が現れる。








<     撮 影 作 品 例    >
画像修正などは行なっておりません。

絞り込んで撮影すると普通の90mmだが….

絞りを開けるにしたがってソフトフォーカスになり….



開放になると、周辺は大きく流れ…

ぐるぐるボケや、

円形ボケが現れる。




山下公園の氷川丸(絞り開放 2.3)

絞り6.3



ベイブリッジ

横浜大桟橋

山下公園よりみなとみらい地区を望む

横浜マリンタワーとホテルニューグランド









花々に同化し獲物を待つカマキリ


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